梅雨の時期の皮膚トラブル 原因と予防法

2024.06.01

梅雨の時期には、「ホットスポット」「ノミ・マダニ感染症」「趾間しかん皮膚炎」「皮膚糸状菌症ひふしじょうきんしょう」「膿皮症」など、犬や猫に様々な皮膚トラブルが引き起こされる可能性があるため特に注意が必要です。

今回は、梅雨の時期に起こりやすい皮膚トラブルについて、原因や予防法などを解説します。

原因

梅雨の時期は高温多湿となり、被毛や皮膚が蒸れるため、皮膚に汚れや皮脂がたまりやすくなります。
また被毛に付着している細菌やノミ、マダニなどが繁殖しやすい環境となり、皮膚への感染も起きやすくなります。さらに梅雨明け以降ではノミやマダニの数が急激に増加するため、これらが皮膚トラブルを引き起こす原因となってしまうのです。

症状

梅雨の時期に見られる皮膚トラブルでは、主に次のような症状が見られます。

・皮膚に炎症が起きて赤くなる
・皮膚がただれたり、ジュクジュクする
・かゆみが出るため皮膚を掻く
・脱毛する
・耳から嫌なにおいがする
・耳垢が増える

これらの症状が見られた場合には、皮膚疾患の原因に合わせた適切な治療が必要となります。まずは早めに動物病院を受診しましょう。

梅雨に起こりやすい皮膚疾患

梅雨の時期に多く見られる皮膚疾患には、次のようなものがあります。

・ホットスポット
・ノミ・マダニ感染症
・膿皮症
趾間しかん皮膚炎
皮膚糸状菌症ひふしじょうきんしょう
・外耳炎
など

また、元々上記のような皮膚疾患やアトピー性皮膚炎がある場合には、梅雨の時期には症状が悪化しやすくなるため注意が必要です。

予防法

梅雨の時期の皮膚トラブルを防ぐためには、日頃から以下のような対策を行うことが大切です。

皮膚を清潔に保つ

定期的にシャンプーを行うことは、皮膚を清潔に保つためには欠かせません。また、シャンプー後には念入りにドライヤーをかけて、被毛と皮膚をしっかりと乾かすようにしましょう。ただし、既に皮膚にトラブルが起こっている子の場合には、冷風で乾燥させると良いでしょう。
毎日ブラッシングを行うことも、皮膚の抜け毛や汚れを取り除き、通気性をよくするために効果的です。

室内の温度と湿度を調整する

エアコンや除湿器を使って、部屋の温度や湿度を管理することも皮膚トラブルを未然に防ぐためには有効です。
室温は26℃前後、湿度は40~50%程度に調整しましょう。

ノミ・マダニの予防を行う

ノミ・マダニの生息期間中は、予防を継続して行うことが大切です。獣医師と相談しながら、愛犬や愛猫に合った予防薬を適切に使用しましょう。

皮膚のバリア機能を維持する

皮膚の健康を守るためには、皮膚のバリア機能を維持することも不可欠です。
バリア機能を正常に保つためには十分かつ適切な栄養摂取が必要となるため、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
また、皮膚の健康を保つためのサプリメントなどを活用することも効果的です。

紫外線を浴びすぎない

5月を過ぎると、次第に紫外線も強くなっていきます。紫外線を浴びすぎると皮膚の細胞にダメージを受けてしまうため、散歩は紫外線が少ない日陰を歩くようにしたり、日中は避けるなどの工夫が必要です。
また、室内でも窓際では紫外線を浴びやすいので、愛犬や愛猫がくつろげる場所を窓から少し離れた場所に作るなどの対策を取りましょう。

まとめ

気温や湿度が高くなる梅雨の時期には、皮膚のトラブルが起こりやすくなります。
愛犬や愛猫の健康的な皮膚を守るためにも、適切なシャンプー&ドライや食事管理、飼育環境の整備などを心がけるようにしましょう。

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